投稿者「古事記おじさん」のアーカイブ
大神山神社の秘伝【3】
相見宮司によりますと、アジスキタカヒコネの血を引く相見家の始祖は、奈良から当地へ官吏として赴任したようです。 伯耆の国府は倉吉にあったのですが、彼は西部地区の責任者のような立場だったようで、今で言う西伯郡地区の管理者だっ … 続きを読む →
大神山神社の秘伝【2】
「我が相見家は、大国主命の息子であるアジスキタカヒコネ神の血を受け継いできた家系ですわ」 宮司さんは話し始めました。 以下に、私とのやりとりを再現します。 私 「古事記で、シタテル姫の兄として登場する、あのタカヒコネです … 続きを読む →
大神山神社の秘伝【1】
大神山(おおがみやま)神社 奥宮 大神山神社 尾高本社 写真は大山の大神山(おおがみやま)神社ですが、夏宮(奥宮)と冬宮(尾高本社)があります。 この神社の宮司は相見家ですが、この相見家に「一子相伝」の秘伝があったのです … 続きを読む →
出版から1ヶ月・・・
『古事記外伝 ―イズモ・クロニクル―』出版から1ヶ月ばかりですが、いろいろなことを経験させてもらっています。 何しろ無名の著者の作品ですから、大々的広告は無く、作品の存在を知ってもらうことができないという問題があります。 … 続きを読む →
もうすぐ発売!
『古事記外伝ーイズモクロニクルー』出版準備でブログを書く暇がありませんでした。 11月15日に問屋さんへ届くことは確認できましたので、書店に並ぶのはその週末頃でしょうか。なにしろ無名の著者の作品ですので、それなりの扱いで … 続きを読む →
「とりあえずの終わりに」
『古事記の山陰地方を舞台とした記述』と、『山陰地方に残る伝承』とにより、これまでの古事記解釈とは異なる発想もできることを述べてきました。 詳細に調べてゆけばもっと色々なことが出てくると思われますが、今回はこの程度で終わら … 続きを読む →
「国譲り」とは何だったのか【7】
これにより、各地の自然や部族の祖先が『宗教的行為』の対象となり、後に言う『祖神』になったと考えられます。 天津神とか国津神は、出雲の国譲りで古事記が勝者と敗者に勝手に付けた名前です。 問題は『八百万の神々』です。 十把一 … 続きを読む →
「国譲り」とは何だったのか【6】
来年訪れる古事記編纂1300年とは、『大和地方に根付いた権力により改ざんされた、その権力出現以前の日本各地の歴史』を『再考せよ』と、八百万の神々から我々に与えられた機会なのではないでしょうか。 私は「八百万の神々」とは、 … 続きを読む →
「国譲り」とは何だったのか【5】
杵築大社の造営は、「出雲国造家」を拝命した神魂家が、出雲一帯から人と資材を拠出させたと考えるのが自然ではないでしょうか。 659年に造営命令が出され、798年に「出雲国造家」が杵築地方に移ったということは、その間に完成し … 続きを読む →
「国譲り」とは何だったのか【4】
高天原勢力が傘下に治めたのは、古代出雲勢力の中心的地域(=古代出雲王国)であった、現在の島根県多伎町から鳥取県大山町中山辺りまでの全てであったと思われます。 後年、そこに新しい秩序の象徴として立てられたのが、杵築の大社( … 続きを読む →