「イザナミ」カテゴリーアーカイブ
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【55】
―「神話部分」を読む ― 三貴子の分治 ④ 故(かれ)各(おのもおのも) 依(よ)さし賜(たま)へる命(みこと)の隋(まにま)に、 所知看(しろしめす)なかに、 「各」は、「己(おの)も己(おの)も」の意味 「賜」は、単 … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【54】
―「神話部分」を読む ― 三貴子の分治 ③ 引き続き「古事記伝」から宣長の解釈を紹介していきます。 黄泉の国は、凶悪(まがこと)でイザナミが移り住み永くとどまった国だから、 世の中の凶悪の行き着くところであり、 同時に世 … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【53】
―「神話部分」を読む ― 三貴子の分治 ② 次に月讀(つくよみの)命に詔りたまはく。 「汝命(ながみこと)は、夜(よる)の食(を)す国をしらせ」と 事依(ことよ)さしたまひき。 次にツクヨミの命に向かって仰せられた。 「 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【3】
イザナミ 古事記では、イザナギと一緒に現れた女神で、日本列島を生んだ母です。 火の神(カグツチ)を生んで亡くなります。 古事記は、彼女の遺体は「出雲と伯耆の国境の比婆山に埋葬」されたと記しています。 日本人の母たる彼女は … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【2】
イザナギ 古事記神話では、天上界に最後に現れた男女一対の神の男神という設定です。新参者ですから、天上界の神々の中では一番身分が低い(若い)ようで、大地(島)を作れと命じられます。 これは、若い男女が独立して新天地で二人の … 続きを読む →
古事記に登場する神々の謎【5】伊邪那岐神・伊邪那美神
このあと五組の男女一対の神が現れますが、『身を隠したまひき』との説明はありません。 ということは姿形が見えたということになります。 名前を書くとややこしいので一対を(三番)、(四番)、(五番)、(六番)と番号にしておきま … 続きを読む →
黄泉比良坂(よもつひらさか)【5】
古事記には「黄泉比良坂(よもつひらさか)は、出雲国の伊賦夜坂(いふやさか)」と書いてあります。 黄泉比良坂(画像をクリックすると地図が開きます) そこで 伊賦夜坂(いふやさか) がどこなのかという論争が生じたようです。数 … 続きを読む →
黄泉比良坂(よもつひらさか)【4】
手下が全員退散してしまい最後はイザナミ自身が追いかけてきます。 イザナギは千引の岩を黄泉比良坂に置きます。千引の岩とは、引っ張るのに千人が必要な大岩です。そんな巨岩を、バリケードにした訳です。 この岩をはさんで、日本史上 … 続きを読む →
黄泉比良坂(よもつひらさか)【3】
やっとの思いで、現世と黄泉国の境の黄泉比良坂のふもとにたどり着いたとき、そこに生っていた桃の実を3個取ると、投げつけます。 すると黄泉国の軍勢は、全員が退散してしまいます。この黄泉比良坂が、島根県八束郡東出雲町にあります … 続きを読む →
黄泉比良坂(よもつひらさか)【2】
・・・そこで彼が目にしたのは、とんでもない光景でした。体中に蛆がたかり、頭や手足に8種の雷神が取り付いていたのです。 驚き恐れたイザナギは、逃げ戻ろうとします。 これに気付いたイザナミは「私に恥を掻かせた」と怒り、黄泉国 … 続きを読む →