「スサノヲ」カテゴリーアーカイブ
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【10】
スサノヲ≪その二≫ 過去の英雄として人望を集めていたスサノヲに関する伝承は、全国制覇を狙う高天原勢力に敵対する部族にとって『高天原族に対する非難・中傷』の根拠となります。 古事記を作らせたのは高天原勢力ですから、高天原 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【9】
スサノヲ ≪その一≫ 古事記の中でスサノヲが初めて登場するのはアマテラスと同じ場面です。 彼は最後に紹介され、「海原をおさめよ」と命じられます。 あの場面で、イザナギは三人の子供に「昼」と「夜」と「海原」の管理を任せま … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【2】
イザナギ 古事記神話では、天上界に最後に現れた男女一対の神の男神という設定です。新参者ですから、天上界の神々の中では一番身分が低い(若い)ようで、大地(島)を作れと命じられます。 これは、若い男女が独立して新天地で二人の … 続きを読む →
スサノヲの紹介
須佐之男命(すさのをのみこと) 古事記神話『禊祓』(みそぎはらえ)の項には、イザナギが顔を洗った時「左目から生まれたのがアマテラス」「鼻から生まれたのがスサノヲ」と記しています。 その後イザナギに追放されたスサノヲがアマ … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【4】
もうひとつスサノヲの乱暴ぶりが紹介されています。これは高天原からの追放が決まってから付け足しのように書かれているのですが、オホゲツ姫殺害です。 スサノヲはオホゲツ姫に食べ物をもらいにゆきます。彼女は身体から食べ物をつくり … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【3】
スサノヲとアマテラスの誓約(うけひ)で生まれた三人の娘と五人の息子ですが、私は、三人の娘はスサノヲとアマテラスの間の娘で、五人の男の子の父親はそれぞれの名前から、アメノオシホミミ・アメノホヒはA、アマツヒコネ・イクツヒコ … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【2】
勘当が決まったスサノヲはすっきりしたのでしょう、アマテラスの所に別れの挨拶に出かけます。 スサノヲとしては、うるさいオヤジから離れられるのですからルンルンです。大はしゃぎで行くのはもっともなことです。 ところがそれを「国 … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【1】
古事記のスサノヲに関する記述は、細かいところは省いていますが、おおむね前回までにご紹介した内容で終わりです。 一般的に、スサノヲは荒々しい神とか手のつけられない乱暴者とされていますが、古事記を読む限りでは「たいしたことは … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【13】
話を古事記に戻します。 大蛇を倒したスサノヲは、イナタ姫との新居の地を捜します。そして最も気に入った須賀の地に決めたと記しています。その時に詠んだ歌が、和歌の始まりだとされています。 その地が現在の須我神社です。 ですが … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【12】
今の社会で、揃っていないから継承権云々を大騒ぎする人はまずいないと思います。 しかし、鎌倉時代以後の権力者が壇ノ浦でなくなっていたとの説を主張して皇室に譲歩を求めたことは十分に考えられます。 その後から江戸時代にかけて皇 … 続きを読む →