「連載を読む」カテゴリーアーカイブ
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【17】
スセリヒメ≪その四≫ 誰でも髪の毛の手入れをしてもらっていると、眠くなります。 スサノヲもうとうとし始め、やがて眠ってしまいますが、ここでスサノヲのオオナムジに対する気持ちの変化が書かれています。 これまで三度も無理難題 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【16】
スセリヒメ≪その三≫ 翌日、オオナムジは何事もなかったように『蛇の室』から出てきます。 普通なら絶対死ぬ場所から元気に現れたのですから、スサノヲは驚きます。 そこで翌夜は『ムカデとハチの室』で寝ろと命じます。 普通の者は … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【15】
スセリヒメ≪その二≫ 二人とも、というよりは、スセリ姫はワイルドですね。 一目見て、「こいつはいい!」となれば、あとさき考えないで一気に突き進んでいます。それだけなら、あちこちにごろごろ居る今どきの「無責任な若者」と同じ … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【14】
スセリヒメ≪その一≫ 古事記には、「オオナムジが、因幡の姫の婚約者に選ばれた」ことに嫉妬した八十(やそ)神達が、出雲へ帰る途中の「伯耆の手間(てま)」で、オオナムジを殺したと書いてあります。 なぜかしらオオナムジの母親が … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【13】
スサノヲ≪その五≫ オロチエリア、古事記にそれがどこからどこまでとは書かれていません。 オロチの説明として「体がひとつなのに八つの頭と八本の尾があり、大きさは八つの谷と八つの丘に及んでいる」とあります。 この表現を現実的 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【12】
スサノヲ≪その四≫ 高天原族の地を追放されたスサノヲは、『国つ神』と総称される部族の住む地域に現れます。古事記にはその地名が「出雲の国の肥(ひ)の河上、名は鳥髪(とりかみ)という地(ところ)」と明記されています。 現在の … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【11】
スサノヲ≪その三≫ 父親から解放されたスサノヲは、アマテラスのところへ事情を説明に出かけます。 この部分はこれまで何度も説明していますので細かい内容は省略しますが、要はアマテラスが「天の石屋戸」に隠れてしまわなければなら … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【10】
スサノヲ≪その二≫ 過去の英雄として人望を集めていたスサノヲに関する伝承は、全国制覇を狙う高天原勢力に敵対する部族にとって『高天原族に対する非難・中傷』の根拠となります。 古事記を作らせたのは高天原勢力ですから、高天原 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【9】
スサノヲ ≪その一≫ 古事記の中でスサノヲが初めて登場するのはアマテラスと同じ場面です。 彼は最後に紹介され、「海原をおさめよ」と命じられます。 あの場面で、イザナギは三人の子供に「昼」と「夜」と「海原」の管理を任せま … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【8】
アマテラス ≪その五 完結編≫ ここでのテーマは「もしも古事記の神々が人間だったら」ですから、「アマテラスが人間だったならどのような人物だったのか?」に対する私の結論を書きます。 私は、彼女は部族を束ねる立場の人物の娘だ … 続きを読む →