「連載を読む」カテゴリーアーカイブ
葦原中国平定「コトシロヌシ」【1】
当時西日本の盟主であり、権威を持ち始めていた『出雲国』が素直に応じ統合を進めたのであれば、『高天原=後のヤマト朝廷』は、あの『出雲国』がそのような対応をする由緒正しい『権力』と流布できます。 しかし、武力で制圧したとなれ … 続きを読む →
葦原中国平定「タケミカヅチ」【2】
タケミカヅチは、抜き身を突き立てた状態で口上を述べます。 「俺は、アマテラスとタカギの神(タカミムスヒ)の命令により、お前の考えを聞いてこいと遣わされた。お前が支配するこの国は、アマテラスが自分の子供に統治させよと仰って … 続きを読む →
葦原中国平定「タケミカヅチ」【1】
高天原が送り込んだ二柱は、全く役に立ちませんでした。 そこでアマテラスは、「今度は誰を派遣しようか」と言います。 するとまたまたオモイカネが、みんなの総意ですと進言します。「天の安河の河上の天の岩屋におります、イツノオハ … 続きを読む →
葦原中国平定「アメノワカヒコ」【2】
他方殺されたアメノワカヒコですが、妻のシタテル姫は嘆き悲しみます。古事記は、その声が高天原のワカヒコの父親やその妻にまで届いたと記しています。 そこでワカヒコの家族達は出雲へ来て、死者を弔います。 そこへ、友人のアヂシキ … 続きを読む →
葦原中国平定「アメノホヒ」追記
お咎めなしのアメノホヒですが、社伝に「このアメノホヒ降臨地でその子孫が出雲国造(くにのみやつこ)として25代まで当社に奉仕した」としているのが、松江市大庭町の神魂(かもす)神社です。 神魂(かもす)神社 出雲国造家は今の … 続きを読む →
葦原中国平定「アメノワカヒコ」【1】
アメノホヒを見限った高天原は、次の使者を派遣します。 オモイカネはアメノワカヒコを推薦し、彼に弓矢を与えて向かわせたのです。 ところが彼は、大国主とタギリ姫の娘であるシタテル姫を妻にしてしまい、八年経っても音沙汰がありま … 続きを読む →
葦原中国平定「アメノホヒ」
会議が始まりますと、オモイカネに案を考えさせてアマテラスが言います。 「この葦原中国(あしはらのなかつくに=出雲地方)は、我が子オシホミミに統治を委任した国である。ところがこの国には、乱暴な国つ神(土着の者達)が多いよう … 続きを読む →
葦原中国平定「アメノオシホミミ」
いよいよクライマックスの「国譲り」が始まります。 冒頭、アマテラスが「豊葦原(とよあしはら)の千秋長五百秋(ちあきながいほあき)の水穂国(みずほのくに)は、我が御子(省略)忍穂耳(おしほみみ)命の知らす国なり」と言ったと … 続きを読む →
オオクニヌシ「スクナヒコナと御諸山の神」【2】
古事記は「オオナムチとスクナヒコナと二柱の神相並ばして、この国を作り堅めたまひき」と記しているだけで、スクナヒコナの具体的実績を紹介してはいません。 他方日本書紀は色々とスクナヒコナの紹介をしています。その上彼を高御産巣 … 続きを読む →
オオクニヌシ「スクナヒコナと御諸山の神」【1】
大国主の物語の最後は、彼の子供達を列記していますが省略します。 次は共に国作りをしたスクナヒコナと御諸山(みもろやま)の神との出会いのお話になります。 まずスクナヒコナですが、大国主が出雲の御大(みほ)の御前(みさき)= … 続きを読む →