「連載を読む」カテゴリーアーカイブ
ヤマタノオロチ【2】
「とりかみ」が「船通山」に変わったのは江戸時代だそうです。 その理由は、『スサノヲが、息子のイソタケルと朝鮮半島から船でやってきてこの山に着いた』という記述が根拠になっているようです。 出典として風土記抄・雲陽軍実記など … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【1】
その場所が鳥上・鳥髪(とりかみ)の峰です。 (船通山登山口) これは今は船通山(せんつうざん)という名前になっていますが、山頂が鳥取県と島根県の県境になっています。ですから鳥取県(日野郡日南町上萩山)と島根県(仁多郡奥出 … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【9】
世界に光と平穏が戻ったところで、神様達は会議を開きます。 古事記は、高天原ではなにごとも合議によって進めたと強調していますが、殊更に合議のイメージを与えようとするところに、なにかしらうさん臭さを感じるのは私だけでしょうか … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【8】
それでもと思い、高千穂の事情に詳しい人を捜しました。しかし簡単には見つかりません。 その日は高千穂に泊まることにしていましたので、公共温泉につかり宿でマッサージを頼みました。マッサージさんは、お婆さんでした。 揉んでもら … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【7】
さて、この洞窟・天の石屋戸(あめのいわやど)は、どこにあるのでしょうか? なにしろ高天原でのお話ですから、天上界のはずですよね。ところがあちこちに「ここだ」というお話があります。 中でも最も有名なのが、宮崎県北部の高千穂 … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【6】
「貴女にも勝る貴い神様がいらっしゃいますので、はしゃいでいるのです」 アメノウズメが応じている時に、隠れていた神様が鏡を差し出します。 アマテラスがよく見ようと身を乗り出したところを、もうひとりの神様が手を取って引っ張り … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【5】
宴たけなわとなった頃、アメノウズメが舞台代わりの伏せた桶の上で恍惚の踊りを始めます。 古事記には「胸乳(むなち)をかき出で、裳緒(もひも)を女陰(ほと)におし垂れき」と書いてあります。現代風に書けば「乳房をあらわにしなが … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【4】
古事記のすごい所は、五感に訴えかける表現です。 神の騒ぐ声を「蠅」の羽音で表しています。今はほとんど見かけることはありませんが、沢山の蠅が飛び回っている時の羽音は何とも嫌なものです。 「うるさい」を漢字では「五月蠅い」と … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【3】
これに気をよくしたスサノヲは、はしゃぎ回ります。 何をやっても度を超すのですが、アマテラスは彼を庇います。 しかし、やんちゃはどんどんエスカレートし、ついには生き馬の皮を剥ぎ取って、アマテラスの機織り小屋へ放り込みます。 … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【2】
ここでは互いの持ち物から、「女性」が生まれた方が勝ちという設定です。 まずアマテラスが、スサノヲの剣を三つに折ってかみ砕き、吹き出します。 するとタギリ姫・イチキシマ姫・タキツ姫が生まれます。 (注)古事記は、最初に生ま … 続きを読む →