「連載を読む」カテゴリーアーカイブ
アマテラスとスサノヲ【1】
勘当されたスサノヲは、アマテラスの所へ別れの挨拶に向かいます。 その時、しおらしく行けばよかったのですが、天地がひっくり返るほどの大騒ぎをしながら向かったようです。 これを聞いたアマテラスは「私の国を乗っ取りに来るのか? … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【7】
さて、みそぎはらへ禊祓(みそぎはらえ)の場所がどこであったかは別として、イザナギは三貴子に役目を与えます。アマテラスには高天原、ツクヨミには夜の世界、スサノヲには海の管理を任せたのです。 夜があって昼がないのですが、どう … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【6】
実は、禊祓(みそぎはらえ)の場所として「竺紫」→「千酌」にこだわるには訳があります。 ひとつは先にも説明しましたが、黄泉比良坂(よもつひらさか)と竺紫が離れすぎている点です。 黄泉比良坂と千酌の距離は、直線距離で16km … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【5】
もう一つの考えは、意図的な改ざんです。 古事記の編纂は国家事業ですから、国家に都合よく書かれているのは当然です。神話の部分は、国譲りで山陰地方を舞台とする記述を終え、九州を舞台とする記述で終わらせています。 結びが九州地 … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【4】
でも語尾の「シ」と「ミ」は明らかに違います。 そこで二つの考えが浮かびました。 ひとつは、伝える側が「ツク」は明確に発音したが、語尾の「ミ=mi」は、はっきりと発音しなかった。この場合、mの部分は曖昧でiは明確に聞こえま … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【3】
ありました!千酌=チクミという場所があったのです。 千酌(ちくみ)海岸 島根半島の北です、風土記の時代にはここから隠岐へ渡っていたのです。 海上交通の拠点ですから、駅もあったのです。 駅というのは、役人が乗る馬を交換する … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【2】
イザナギが現世に現れたのは黄泉比良坂(よもつひらさか)ですから、島根県東出雲(ひがしいずも)町揖屋(いや)です。 そこから九州まで、直線でも200kmはあります。1日40km歩いたとしても、5日はかかりますよ。 イザナギ … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【1】
根の国から現世に帰ってきたイザナギは、根の国の穢れを洗い落としに行きます。その行き先が「竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(おど)の阿波岐原(あはぎはら)」と書かれています。 イザナギはその場所で身体に … 続きを読む →
黄泉比良坂(よもつひらさか)【5】
古事記には「黄泉比良坂(よもつひらさか)は、出雲国の伊賦夜坂(いふやさか)」と書いてあります。 黄泉比良坂(画像をクリックすると地図が開きます) そこで 伊賦夜坂(いふやさか) がどこなのかという論争が生じたようです。数 … 続きを読む →
黄泉比良坂(よもつひらさか)【4】
手下が全員退散してしまい最後はイザナミ自身が追いかけてきます。 イザナギは千引の岩を黄泉比良坂に置きます。千引の岩とは、引っ張るのに千人が必要な大岩です。そんな巨岩を、バリケードにした訳です。 この岩をはさんで、日本史上 … 続きを読む →