「スセリヒメ」カテゴリーアーカイブ
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【20】
スセリヒメ≪その七 完結編≫ 出雲に帰った大国主は、スセリ姫に事情を話したはずです。 王を父とし王の妃であったスセリ姫は、権力闘争とそれに翻弄される部族の惨状を十分理解していたはずです。 賢明なスセリ姫は、何も言わないで … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【19】
スセリヒメ≪その六≫ 前回、古事記はスセリ姫を「嫌な女」に仕立てようとしているように思えると書きましたが、実際に当時の誰もが「嫌な女」と思っていたのなら、日本最初の歴史書に取り立てて書く必要はなかったのではないでしょうか … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【18】
スセリヒメ≪その五≫ 琴の音で目覚めたスサノヲですが、あちこちに結びつけられた髪の毛をほどくのに手間取っている間に、二人はどんどん逃げて行きます。 黄泉比良坂(よもつひらさか)まで追いかけますが、二人との距離を縮めること … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【17】
スセリヒメ≪その四≫ 誰でも髪の毛の手入れをしてもらっていると、眠くなります。 スサノヲもうとうとし始め、やがて眠ってしまいますが、ここでスサノヲのオオナムジに対する気持ちの変化が書かれています。 これまで三度も無理難題 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【16】
スセリヒメ≪その三≫ 翌日、オオナムジは何事もなかったように『蛇の室』から出てきます。 普通なら絶対死ぬ場所から元気に現れたのですから、スサノヲは驚きます。 そこで翌夜は『ムカデとハチの室』で寝ろと命じます。 普通の者は … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【15】
スセリヒメ≪その二≫ 二人とも、というよりは、スセリ姫はワイルドですね。 一目見て、「こいつはいい!」となれば、あとさき考えないで一気に突き進んでいます。それだけなら、あちこちにごろごろ居る今どきの「無責任な若者」と同じ … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【14】
スセリヒメ≪その一≫ 古事記には、「オオナムジが、因幡の姫の婚約者に選ばれた」ことに嫉妬した八十(やそ)神達が、出雲へ帰る途中の「伯耆の手間(てま)」で、オオナムジを殺したと書いてあります。 なぜかしらオオナムジの母親が … 続きを読む →