「葦原中国」タグアーカイブ
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【76】
―「神話部分」を読む ― 須佐之男命の大蛇退治 ⑥ 故其櫛名田比賣以久美度邇起而。 (かれ、その くしなだひめをもちて くみどに おこして。) 所生神名謂八嶋士奴美神。 (うみませる 神の名は やしまじぬみのかみ といふ … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【29】
タケミナカタ≪その一≫ タケミナカタは、古事記に登場する神々の中でも最も謎に満ちた存在の一柱です。 登場場面は『葦原中国の平定』後半部分ですが、唯一「武力抵抗した者」として描かれています。 結果は、高天原の将軍タケミカヅ … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【13】
スサノヲ≪その五≫ オロチエリア、古事記にそれがどこからどこまでとは書かれていません。 オロチの説明として「体がひとつなのに八つの頭と八本の尾があり、大きさは八つの谷と八つの丘に及んでいる」とあります。 この表現を現実的 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【8】
アマテラス ≪その五 完結編≫ ここでのテーマは「もしも古事記の神々が人間だったら」ですから、「アマテラスが人間だったならどのような人物だったのか?」に対する私の結論を書きます。 私は、彼女は部族を束ねる立場の人物の娘だ … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【5】
アマテラス≪その二≫ アマテラスの三度目の登場は、葦原中国(あしはらのなかつくに)平定の場面です。 冒頭、いきなり「水と緑溢れる豊饒の地(=葦原中国)は、私の息子アメノオシホミミが治める国」とアマテラスが言った、との記述 … 続きを読む →
活断層の分布と古人(いにしえびと)の知恵【6】
日向部族は安全な地を求めて移動した 安全な地を求めた日向部族は、まず最も強大だった葦原中国(中国地方)を配下に置きました。古事記神話ではその過程を国譲りとし、平和裏に譲渡されたとしているのではないでしょうか。 その後出雲 … 続きを読む →
活断層の分布と古人(いにしえびと)の知恵【5】
古人(いにしえびと)が最も住みたいと思った地域とは 【資料3】「日本列島は地震の巣」 ↑上の画像をクリックすると新しいウィンドウでPDFファイルが開きます。 (※うまく開けない場合は、画像の上で右クリックして[新しいウ … 続きを読む →
オオクニヌシの紹介
大国主神(おおくにぬしのかみ) 「出雲神話の中核は、オオナムヂがさまざまな試練を克服してオオクニヌシとなり、葦原中国(あしはらのなかつくに)を統一して地上界の王者になった」との解釈が一般的ですが、そもそも「出雲神話」なる … 続きを読む →
古事記に登場する神々の謎【9】大宜都比売神
大宜都比売神・大気津比売神(おほげつひめのかみ) この神は食べ物を生み出す神ですが、スサノヲが追放されたあとで、単独で紹介されます。 スサノヲがこの神に食べ物をもらおうとします。すると彼女は、鼻・口・尻から様々な食べ物を … 続きを読む →
古事記に登場する神々の謎【4】天之常立神、国之常立神、豊雲野神
前回の宇摩志阿斯訶備比古遅神に続いて登場するのは、 (5)天之常立神(あめのとこたちのかみ) 五番目に登場する神で、「天(てん)」の根元(こんげん)とか永続性を神格化したと解釈されています。 ですからこの神は「高天原」「 … 続きを読む →