

このあと五組の男女一対の神が現れますが、『身を隠したまひき』との説明はありません。 ということは姿形が見えたということになります。 名前を書くとややこしいので一対を(三番)、(四番)、(五番)、(六番)と番号にしておきま … 続きを読む →
「序」の第二段には、もう一ヶ所注目すべき記述があります。 それは冒頭部分の「飛鳥(あすか)の清原(きよみはら)の大宮に大八州(おほやしまくに)御(しら)しめしし天皇(すめらみこと)の御世に・・」です。 現代文にすれば「飛 … 続きを読む →
古事記のスサノヲに関する記述は、細かいところは省いていますが、おおむね前回までにご紹介した内容で終わりです。 一般的に、スサノヲは荒々しい神とか手のつけられない乱暴者とされていますが、古事記を読む限りでは「たいしたことは … 続きを読む →
さて、みそぎはらへ禊祓(みそぎはらえ)の場所がどこであったかは別として、イザナギは三貴子に役目を与えます。アマテラスには高天原、ツクヨミには夜の世界、スサノヲには海の管理を任せたのです。 夜があって昼がないのですが、どう … 続きを読む →
もう一つの考えは、意図的な改ざんです。 古事記の編纂は国家事業ですから、国家に都合よく書かれているのは当然です。神話の部分は、国譲りで山陰地方を舞台とする記述を終え、九州を舞台とする記述で終わらせています。 結びが九州地 … 続きを読む →
でも語尾の「シ」と「ミ」は明らかに違います。 そこで二つの考えが浮かびました。 ひとつは、伝える側が「ツク」は明確に発音したが、語尾の「ミ=mi」は、はっきりと発音しなかった。この場合、mの部分は曖昧でiは明確に聞こえま … 続きを読む →
ありました!千酌=チクミという場所があったのです。 千酌(ちくみ)海岸 島根半島の北です、風土記の時代にはここから隠岐へ渡っていたのです。 海上交通の拠点ですから、駅もあったのです。 駅というのは、役人が乗る馬を交換する … 続きを読む →
イザナギが現世に現れたのは黄泉比良坂(よもつひらさか)ですから、島根県東出雲(ひがしいずも)町揖屋(いや)です。 そこから九州まで、直線でも200kmはあります。1日40km歩いたとしても、5日はかかりますよ。 イザナギ … 続きを読む →
根の国から現世に帰ってきたイザナギは、根の国の穢れを洗い落としに行きます。その行き先が「竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小門(おど)の阿波岐原(あはぎはら)」と書かれています。 イザナギはその場所で身体に … 続きを読む →
古事記には「黄泉比良坂(よもつひらさか)は、出雲国の伊賦夜坂(いふやさか)」と書いてあります。 黄泉比良坂(画像をクリックすると地図が開きます) そこで 伊賦夜坂(いふやさか) がどこなのかという論争が生じたようです。数 … 続きを読む →