「古事記伝」タグアーカイブ
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【34】
―「神話部分」を読む ― 火神被殺 ② 次に 「比婆 (ひば) の山」 ですが、宣長は実に詳細に調べています。 “この山は、今はよく分からない。地元の者に詳細を尋ねるべきである。ある説に、出雲の国の秋鹿(あいか)の郡(こ … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【33】
―「神話部分」を読む ― 火神被殺 ① さて次は、イザナミの死の“後日談”になります。 それはイザナギの 「いとしい妻を一人の子供に代えることになった!」 との嘆きの言葉で始まります。 妻を亡くした夫の嘆き悲しむ様子を … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【32】
―「神話部分」を読む ― 伊邪那伎命と伊邪那美命の神生み ④ 次からはまたまたイザナギ・イザナミが生んだ子神の紹介です。 31 鳥之石楠船神 (とりのいわくすぶねのかみ) 別称、天鳥船 (あめのとりふね) 丈夫で早い船の … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【31】
―「神話部分」を読む ― 伊邪那伎命と伊邪那美命の神生み ③ 次に再びイザナギ・イザナミの孫神の紹介になります。 山の神 21 大山津見神と、野の神 22 鹿屋野比賣神 (野椎神) からの派生です。 本文は「大山津見神、 … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【30】
―「神話部分」を読む ― 伊邪那伎命と伊邪那美命の神生み ② 子が増え生産力が増し、生活圏が拡大すれば、隣接する生活圏の者と衝突が生じます。 つまり戦争が起こる訳です。 そして戦いに勝った者は、負けた者の生活圏を併合した … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【29】
―「神話部分」を読む ― 伊邪那伎命と伊邪那美命の神生み ① 国生みの記述により、天皇族の勢力圏が確定されました。次は天皇族がそこに住む各部族の頂点に位置することを確定させなければなりません。それが神生みだったのではない … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【28】
―「神話部分」を読む ― 伊邪那伎命と伊邪那美命 ⑧ 七番目が、『佐度(さどの)島を生みき』です。 これは文字通り現在の佐渡ですが、宣長は「佐度=狭門(さど)で、船が島へ入る水門が狭かったことからこの名が付いた」としてい … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【27】
―「神話部分」を読む ― 伊邪那伎命と伊邪那美命 ⑦ 四番目が『筑紫(つくしの)島』ですから「九州」です。 原文は、『この島もまた、身一つにして面(おも)四つあり。面(おも)毎に名あり。筑紫(つくしの)國は白比別(しらひ … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【26】
―「神話部分」を読む ― 伊邪那伎命と伊邪那美命 ⑥ 正式な儀式により、最初に生まれたのが『淡道(あはぢ)の穂(ほ)の狭別(さわけの)島』つまり「淡路島」です。 淡道は分かりますが『穂の狭別』が分かりません。 宣長も『穂 … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【2】
― 宣長の古事記伝が正しい訳ではない ― これまでの古事記の解釈の仕方は、本居宣長の『古事記伝』(=古事記の注釈書)に軸足を置いたものが大半です。 宣長の『古事記伝』そのものを読むことはできませんが、国文学者の倉野憲司氏 … 続きを読む →