「スサノオ」タグアーカイブ
オオクニヌシ「因幡の白兎」【5】
因幡の白兎の物語は、ワニをだまして皮を剥がれた兎を、更に苦しめた兄弟達と助けたオオナムチの構図になっています。 しかし古事記の著者が目指したのは、溢れるエネルギーを見境なく発散させた若者達と自制心を持って行動したオオナム … 続きを読む →
オオクニヌシ「因幡の白兎」【1】
古事記は、スサノヲのお話が終わりますと大国主の物語になります。 しかしその前に、スサノヲの神裔(しんえい=系譜)の紹介で、スサノヲと大国主のつながりを書いています。 そこでは大国主をスサノヲの6世の孫としています。 つま … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【4】
もうひとつスサノヲの乱暴ぶりが紹介されています。これは高天原からの追放が決まってから付け足しのように書かれているのですが、オホゲツ姫殺害です。 スサノヲはオホゲツ姫に食べ物をもらいにゆきます。彼女は身体から食べ物をつくり … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【3】
スサノヲとアマテラスの誓約(うけひ)で生まれた三人の娘と五人の息子ですが、私は、三人の娘はスサノヲとアマテラスの間の娘で、五人の男の子の父親はそれぞれの名前から、アメノオシホミミ・アメノホヒはA、アマツヒコネ・イクツヒコ … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【2】
勘当が決まったスサノヲはすっきりしたのでしょう、アマテラスの所に別れの挨拶に出かけます。 スサノヲとしては、うるさいオヤジから離れられるのですからルンルンです。大はしゃぎで行くのはもっともなことです。 ところがそれを「国 … 続きを読む →
スサノヲは本当に悪か?【1】
古事記のスサノヲに関する記述は、細かいところは省いていますが、おおむね前回までにご紹介した内容で終わりです。 一般的に、スサノヲは荒々しい神とか手のつけられない乱暴者とされていますが、古事記を読む限りでは「たいしたことは … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【13】
話を古事記に戻します。 大蛇を倒したスサノヲは、イナタ姫との新居の地を捜します。そして最も気に入った須賀の地に決めたと記しています。その時に詠んだ歌が、和歌の始まりだとされています。 その地が現在の須我神社です。 ですが … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【12】
今の社会で、揃っていないから継承権云々を大騒ぎする人はまずいないと思います。 しかし、鎌倉時代以後の権力者が壇ノ浦でなくなっていたとの説を主張して皇室に譲歩を求めたことは十分に考えられます。 その後から江戸時代にかけて皇 … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【11】
草なぎの太刀とは、ヤマトタケルが相模の国で野火攻めにあったとき草を刈り払ったと伝えられる太刀です。 この剣は名古屋の熱田神宮の御神体で、皇位継承の証である三種の神器のひとつです。 実はこの剣、壇ノ浦の戦いで海に沈んだまま … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【10】
さて古事記には、スサノヲが酔いつぶれた大蛇を斬り殺したので、斐伊川の流れが真っ赤になったと記されています。 おびただしい量の血が流れたのでしょう。おそらく人間なら何百という人数でしょうね。 そして中程の尾を切った時、刃こ … 続きを読む →