「スサノヲ」タグアーカイブ
ヤマタノオロチ【3】
その必要性とは? 出雲の歴史を見えなくすることです。 この点に関しては、全体像をお話しした後に説明します。 さて、とりかみ→船通山と名前は変わっても、山はあります。 実際にこの山に登りますと、周りは全て眼下です。遠方にも … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【2】
「とりかみ」が「船通山」に変わったのは江戸時代だそうです。 その理由は、『スサノヲが、息子のイソタケルと朝鮮半島から船でやってきてこの山に着いた』という記述が根拠になっているようです。 出典として風土記抄・雲陽軍実記など … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【1】
その場所が鳥上・鳥髪(とりかみ)の峰です。 (船通山登山口) これは今は船通山(せんつうざん)という名前になっていますが、山頂が鳥取県と島根県の県境になっています。ですから鳥取県(日野郡日南町上萩山)と島根県(仁多郡奥出 … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【9】
世界に光と平穏が戻ったところで、神様達は会議を開きます。 古事記は、高天原ではなにごとも合議によって進めたと強調していますが、殊更に合議のイメージを与えようとするところに、なにかしらうさん臭さを感じるのは私だけでしょうか … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【4】
古事記のすごい所は、五感に訴えかける表現です。 神の騒ぐ声を「蠅」の羽音で表しています。今はほとんど見かけることはありませんが、沢山の蠅が飛び回っている時の羽音は何とも嫌なものです。 「うるさい」を漢字では「五月蠅い」と … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【3】
これに気をよくしたスサノヲは、はしゃぎ回ります。 何をやっても度を超すのですが、アマテラスは彼を庇います。 しかし、やんちゃはどんどんエスカレートし、ついには生き馬の皮を剥ぎ取って、アマテラスの機織り小屋へ放り込みます。 … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【2】
ここでは互いの持ち物から、「女性」が生まれた方が勝ちという設定です。 まずアマテラスが、スサノヲの剣を三つに折ってかみ砕き、吹き出します。 するとタギリ姫・イチキシマ姫・タキツ姫が生まれます。 (注)古事記は、最初に生ま … 続きを読む →
アマテラスとスサノヲ【1】
勘当されたスサノヲは、アマテラスの所へ別れの挨拶に向かいます。 その時、しおらしく行けばよかったのですが、天地がひっくり返るほどの大騒ぎをしながら向かったようです。 これを聞いたアマテラスは「私の国を乗っ取りに来るのか? … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【7】
さて、みそぎはらへ禊祓(みそぎはらえ)の場所がどこであったかは別として、イザナギは三貴子に役目を与えます。アマテラスには高天原、ツクヨミには夜の世界、スサノヲには海の管理を任せたのです。 夜があって昼がないのですが、どう … 続きを読む →
禊祓(みそぎはらえ)【6】
実は、禊祓(みそぎはらえ)の場所として「竺紫」→「千酌」にこだわるには訳があります。 ひとつは先にも説明しましたが、黄泉比良坂(よもつひらさか)と竺紫が離れすぎている点です。 黄泉比良坂と千酌の距離は、直線距離で16km … 続きを読む →