「ヤマタノオロチ」タグアーカイブ
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【75】
―「神話部分」を読む ― 須佐之男命の大蛇退治 ⑤ 故是以其速須佐之男命。 (かれ ここをもちて そのはやすさのをのみこと、) かくしてスサノヲは、 宮可造作之地求出雲国。 (みやつくるべきところを、いずもの国に まぎた … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【74】
―「神話部分」を読む ― 須佐之男命の大蛇退治 ④ 爾速須佐之男命。 (かれ はやすさのをのみこと、) そこでスサノヲは、 乃於湯津爪櫛取成其童女而。刺御美豆良。 (すなはち そのをとめを ゆつつまぐしに とりなして、み … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【73】
―「神話部分」を読む ― 須佐之男命の大蛇退治 ③ 爾問其形如何。 (その形は いかさまにかと、問ひたまへば。) (スサノヲが)その姿かたちを尋ねると、 答白彼目如赤加賀智而身一有八頭八尾。 (それが目は、あかかがちなし … 続きを読む →
古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【72】
―「神話部分」を読む ― 須佐之男命の大蛇退治 ② 爾問賜之汝等者誰。 (いましたちは、たれぞと、とひたまへば。) (スサノヲが)「お前たちは誰だ。」と尋ねると、 故其老夫答言僕者国神、 (そのおきな あは、くにつかみ、 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【13】
スサノヲ≪その五≫ オロチエリア、古事記にそれがどこからどこまでとは書かれていません。 オロチの説明として「体がひとつなのに八つの頭と八本の尾があり、大きさは八つの谷と八つの丘に及んでいる」とあります。 この表現を現実的 … 続きを読む →
もしも古事記の神々が人間だったら・・・【12】
スサノヲ≪その四≫ 高天原族の地を追放されたスサノヲは、『国つ神』と総称される部族の住む地域に現れます。古事記にはその地名が「出雲の国の肥(ひ)の河上、名は鳥髪(とりかみ)という地(ところ)」と明記されています。 現在の … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【13】
話を古事記に戻します。 大蛇を倒したスサノヲは、イナタ姫との新居の地を捜します。そして最も気に入った須賀の地に決めたと記しています。その時に詠んだ歌が、和歌の始まりだとされています。 その地が現在の須我神社です。 ですが … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【12】
今の社会で、揃っていないから継承権云々を大騒ぎする人はまずいないと思います。 しかし、鎌倉時代以後の権力者が壇ノ浦でなくなっていたとの説を主張して皇室に譲歩を求めたことは十分に考えられます。 その後から江戸時代にかけて皇 … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【11】
草なぎの太刀とは、ヤマトタケルが相模の国で野火攻めにあったとき草を刈り払ったと伝えられる太刀です。 この剣は名古屋の熱田神宮の御神体で、皇位継承の証である三種の神器のひとつです。 実はこの剣、壇ノ浦の戦いで海に沈んだまま … 続きを読む →
ヤマタノオロチ【10】
さて古事記には、スサノヲが酔いつぶれた大蛇を斬り殺したので、斐伊川の流れが真っ赤になったと記されています。 おびただしい量の血が流れたのでしょう。おそらく人間なら何百という人数でしょうね。 そして中程の尾を切った時、刃こ … 続きを読む →