古事記には「黄泉比良坂(よもつひらさか)は、出雲国の伊賦夜坂(いふやさか)」と書いてあります。
黄泉比良坂(画像をクリックすると地図が開きます)
そこで 伊賦夜坂(いふやさか) がどこなのかという論争が生じたようです。数百m離れたところにある揖夜(いや)神社の古名が伊布夜社(いふやしゃ)であることにより、揖夜神社が黄泉比良坂であるとの説がありました。
揖夜神社(画像をクリックすると地図が開きます)
しかし現地で地形を見ますと、揖夜神社から黄泉比良坂、そして更に南東へ上り坂になっています。ですからあの一帯全てが黄泉比良坂だったのではないでしょうか。
黄泉比良坂【2】で、剣山(つるぎやま)を紹介しましたが、根の国の宮殿から黄泉比良坂への途中の場面です。位置的には、ほぼ真東に数kmで黄泉比良坂です。
剣山(剣神社鳥居)(画像をクリックすると地図が開きます)
ということは、剣山のある松江市八雲町は根の国の域内です。この山の数百mのところに既に説明しました「神納峠(かんのうとうげ)」があります。
神納峠(画像をクリックすると地図が開きます)
「神納峠」は丘陵の麓で、その丘陵には古墳群が点在しています。この一帯の現地名は松江市大庭町で、神魂(かもす)神社があります。
神魂神社(画像をクリックすると地図が開きます)
その西が佐草町で、八重垣(やえがき)神社があります。
八重垣神社(画像をクリックすると地図が開きます)
根の国の宮殿はどこにあったのでしょうか?
古事記が気になって来ましたね!(^-^)/
話だけだったら神話というだけですが、謂れのある場所があるとなると、話の元になる事が実際にあった事になりますね。
だんだん、古事記おじさんの世界にのめり込む事になりそうです。(笑)
ではでは!
>和平 明憲さん
いつもコメントありがとうございます。
気になった場所があれば、是非足を運んでみてください。
少しでも古事記に興味を持ってから行くと、また違った趣があると思います。
仕事の合間にブログを拝見しました。
自宅に帰ってからゆっくりと見させていただきます。
「古事記」がとても気になりますね。
>みえきちさん
コメントありがとうございます。
更新は週2回ですので
ゆっくり見ていって下さい。