でも語尾の「シ」と「ミ」は明らかに違います。
そこで二つの考えが浮かびました。
ひとつは、伝える側が「ツク」は明確に発音したが、語尾の「ミ=mi」は、はっきりと発音しなかった。この場合、mの部分は曖昧でiは明確に聞こえます。ですから聞き手には「tsuku?i」と伝わり、?の音がはっきりしないはずです。
聞き手が?を m ではなく、 s と記憶してしまえば「tsukusi」です。その人が他の人に「tsukusi」と伝えれば、以後「ツクミ」は「ツクシ」と伝えられて行きます。
「そんなに都合よく間違えることはないだろう」との声が聞こえるような気がしますが、可能性は否定できません。
…つづく
今ちょうど、古事記を読んでいるところで、これから、中つ巻に入ります。
いろいろ、解釈があると思いますので、紹介をお願いします。
では。
>penguin123さん
コメントありがとうございます。
中巻・下巻は歴代天皇の経歴ですので、あちこちに美化や強調があります。
それが度を超し、整合性に疑問を持つ方も少なくありませんが、私はその通りに解釈しています。
なぜ?と思われるでしょうね・・・王権成立後は権謀術の世界ですから、記述にもそれが反映されているはずです。その糸を解こうとすると権力闘争の迷路に入り込んでしまいます。私の疑問点は大和王権成立以前にありますから、成立後の迷路に近づくことを避けているのです。