アマテラスとスサノヲ【2】

ここでは互いの持ち物から、「女性」が生まれた方が勝ちという設定です。

まずアマテラスが、スサノヲの剣を三つに折ってかみ砕き、吹き出します。
するとタギリ姫・イチキシマ姫・タキツ姫が生まれます。
(注)古事記は、最初に生まれたタギリ姫は宗形神社の沖つ宮にいらっしゃいますと記していますが、彼女は後に大国主と結ばれコトシロヌシを生みます。

次にスサノヲが、アマテラスの装身具をかみ砕いて吹き出しますと、天之忍穂耳(アメノオシホミミ)・天之菩卑(アメノホヒ)・天津日子根(アマツヒコネ)・活津日子根(イクツヒコネ)・熊野久須毘(クマノクスビ)が生まれます。

スサノヲの持ち物からは「女性」でアマテラスの持ち物からは「男性」ですから、スサノヲの勝ちということになります。

誓約(うけひ・うけい)に勝ったということは「邪心が無い」と証明されたことになります。

…つづく

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