その必要性とは?
出雲の歴史を見えなくすることです。
この点に関しては、全体像をお話しした後に説明します。
さて、とりかみ→船通山と名前は変わっても、山はあります。
実際にこの山に登りますと、周りは全て眼下です。遠方にもこの山より高いところは無いように思えます。本当は北東方向に大山が見えるはずなのですが、かすんでいて見えないのです。
何度も登った人に聞いてみますと、「気象条件なのだろうが、見えることは少ない」との返事でした。
神話の時代の人々にとってこの山は神聖なところで、そんなにしょっちゅう登った訳ではないはずですから、大山に気付かなかったのではないでしょうか。
ですから当時最も高いと考えられていたこの山に、スサノヲは降り立ったとされたのでしょう。
・・・つづく