古事記は、スサノヲのお話が終わりますと大国主の物語になります。
しかしその前に、スサノヲの神裔(しんえい=系譜)の紹介で、スサノヲと大国主のつながりを書いています。
そこでは大国主をスサノヲの6世の孫としています。
つまり7代目の子孫ですから、今の常識で考えれば150歳位は年下のはずです。
何しろ古代なので、一世代間が15歳程度の年齢差としても、90歳は年下となります。ですから大国主がスサノヲの孫であるはずはないと思います。
長々とスサノヲの神裔を紹介し、そこに大国主を入れたのは、大国主を紹介するための前段と解釈すれば納得できます。周到な準備をして大国主を紹介したと考えられるのは、彼に関するボリュームが神話部分で最も多いことからもうかがえます。
その目的はどこにあったのか?
物語の展開から考えるしかありません。
…つづく
スサノヲは有名でありながら、謎の多い神様ですね。
因幡の白兎は、小さい頃に見た挿絵を今でも思い出します。
話の冒頭での謎解きは初めて聞きました。
これから、どのような謎解きがあるのか、楽しみです。
ではでは!
>和平 明憲さん
いつもコメントありがとうございます。
今回から大国主の話が始まりました。
楽しみにしていて下さい。