タケミナカタの紹介

タケミナカタ建御名方神(たけみなかたのかみ)

古事記では、国譲りのコトシロヌシの次に、大国主がもう一人の息子として紹介します。大国主の神裔には無く、母親が誰か分かりません。俗説として、諏訪のヌナカワ姫とかスセリ姫説もあります。

出雲の武勇者で、正々堂々と戦う若者ですが、国譲りの最終場面で高天原のタケミカヅチと戦い破れ、諏訪まで逃げます。あの場面のタケミカヅチは、手が氷になったり剣になったりと神業を使い、アニメの悪者を想像させます。

諏訪神社の御祭神であり、武田信玄は守護神として武運を賭けました。

古事記は、「勝つためには何でもあり」の高天原族を描いています。一族の興亡を賭けた戦いですから当然なのですが、現代のひ弱な読者からは「卑怯・汚い、そうまでして勝ちたいのか」との声が聞こえそうです。

古事記は、生死を賭けた戦いでは生き延びた者が勝者だと教える書でもあるのです。

『古事記外伝―イズモ・クロニクル―』ではスセリ姫の息子タケミとして描き、諏訪に出雲再興の足がかりを残す者としました。

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