下照比売(したてるひめ)
大国主の神裔に、胸形(むなかた)のタギリ姫を妻として生んだ子として、兄アジスキタカヒコネと一緒に紹介されています。
国譲りで、高天原が送り込んだ交渉人第二号のアメノワカヒコが惚れ込んだ女性です。
出雲族と宗像族の血を受けた健康美輝く女性だったのでしょう、安産の神様として慕われてきました。
現代の安産は、一人か二人の子供を産み母子健康な状態でいいのですが、戦前までの農家では五~六人の子供を産み、しかもその都度すぐに家事ができる状態を安産としたようです。
シタテル姫はよほど明るく健康な女性だったのでしょう、農家の若嫁の守護神として慕われ、広い範囲に「講」が点在していたそうです。
『古事記外伝―イズモ・クロニクル―』では幼女シモテルとして描いています。
呼び覚ませ、熱き魂!これぞ日本の原点!!
山陰の地に今も残る古事記の舞台。現地を訪ね歩き、古老が語る伝承を丹念に拾い集めて紡ぎ出された壮大なストーリー。
憂国の現代日本に一石を投じる、古事記おじさん渾身の一冊!
“シタテルヒメ”を含む記事一覧
- 16/09/05:古事記おじさんの『21世紀の視点で古事記を読む』【33】
- 14/05/20:もしも古事記の神々が人間だったら・・・【23】
- 14/05/05:もしも古事記の神々が人間だったら・・・【22】
- 14/04/20:もしも古事記の神々が人間だったら・・・【21】
- 13/08/15:もしも古事記の神々が人間だったら・・・【6】
- 13/01/05:シタテルヒメの紹介
- 11/10/10:「国譲り」とは何だったのか【2】
- 11/09/12:葦原中国平定「アメノワカヒコ」【2】
- 11/09/05:葦原中国平定「アメノワカヒコ」【1】
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